診察内容
当院では乳房に関する症状・各種お悩みのご相談、乳がん検診、検診結果の精密検査、
乳がんと診断された方の治療・術後フォローアップ・セカンドオピニオンなどを行っております。
乳がんは早期に発見して適切な治療を行えば完治する可能性が高い病気です。
気になる症状が現れたときは、是非一度ご相談ください。
症状
- しこり
(乳房・脇の下) - 乳がんの主な症状は乳房のしこりです。
しこりには良性と悪性があり、大部分は良性のしこり、つまりがんではありません。
しこりには、痛みの有無、硬さ、大きさなどの違いがありますが、こうした症状だけでは疾患の診断はできない為”マンモグラフィ”や”乳腺エコー”等の精査をし診断を行います。
- くぼみ・ひきつれ
- 乳がんのシコリが皮膚の近くにあると、皮膚が引っ張られてえくぼ状のへこみができます。
へこんでいる部分をさわるとシコリに触れ、またすじ状のひきつれや乳頭(乳首)部分が陥没してくることもあります。
これらはいずれも乳がんを疑わせる重要な症状です。
- 乳頭にびらんやただれがある
- パジェット病という特殊なタイプの乳がんは、乳頭、乳輪部の湿疹やびらんを特徴としています。
皮膚科で湿疹の治療を続けていてなかなか治らない、どんどん範囲が広がる場合は早めの受診をおすすめします。
- 乳房の左右サイズが変化した
- 乳房にはもともと左右差があるものですが、左右の大きさに極端な差がある、急に左右差が認められるようになった場合には、乳房に病気が潜んでいる可能性があります。
- 乳頭からの分泌物(赤〜茶褐色)がある
- 分泌物が透明・黄色・白・白濁したものの場合は、女性ホルモンのバランスの乱れによるものがほとんどですが、特に注意が必要な分泌物は血が混じったような赤色・茶色のもので「血性分泌」と呼ばれています。
乳腺の良性の腫瘍が原因であることが多いのですが、乳房の感染症や乳がんが原因のこともあります。
乳腺外科の検査について
※ 医師との診察により検査内容は確定いたします。
- 診察・視触診
- 医師による診察・問診を行い、触診にて乳房・リンパ節の状態を調べます。 また乳房を視診し乳房に変形がないか、乳頭に分泌物や湿疹がないかなどを観察します。
- 超音波検査
(エコー) - 超音波の器具を乳房にあて超音波の反射によって乳腺内の腫瘤の有無、形状を画像化する検査です。腫瘤の辺縁や形、内部の状態などの観察ができ、乳管の状態の変化や乳房の深部にあるしこりの発見に有用です。(X線を使用しないので妊娠中の方も検査が出来ます)
- マンモグラフィ検査
- 乳房専用のX線検査です。乳房を板で圧迫し薄く伸ばした状態で撮影します。 超音波検査はしこりの状態を観察することに適しているのに対しマンモグラフィは 石灰化(超早期乳がんのサイン)を見つけるのにとても有用な検査です。
- 病理検査
- 細胞診 超音波でしこりの位置を確認しながら、細い針を刺して細胞を採取します。 組織診 超音波で位置を確認しながら、局所麻酔下でやや太い針を刺して組織を採取します。
セカンドオピニオン
- お申し込み方法
- 完全予約制となっております。
(外来専用TEL:03-6686-3858にて”セカンドオピニオン希望”と
必ずお伝えください。)
申込受付時間:月〜金9:00〜12:00、14:00〜16:00
- セカンドオピニオン対応時間
- 金曜日 15:00~ or 15:30~
セカンドオピニオンの時間設定をお一方30分~(最長1時間)とさせて
いただいております。
※相談内容に個人差がある為この限りではございませんが
原則として上記時間を設けさせていただいております。
- 費用
- 最初の30分¥15,000 追加15分ごと¥5,000
- セカンドオピニオンに必要なもの
- 予約日の1週間前までにセカンドオピニオン資料(診断された病院
からの検査結果や紹介状)を郵送 or 直接提出必須
(医師が事前に相談内容・病態を確認するために必要となります。
詳しくは「セカンドオピニオンのご案内」をご確認ください。)
・セカンドオピニオンのご案内
・セカンドオピニオン申込書
・セカンドオピニオン同意書
担当医師
- 小野田 敏尚
おのだ としなお - 学歴
島根医科大学医学部医学科卒業
島根大学医学部大学院卒業(医学博士)
職歴
聖路加国際病院乳腺外科クリニカルフェロー終了
昭和大学乳腺外科兼任講師
横浜市乳がん検診協議会委員
資格
日本乳癌学会 乳腺専門医・乳腺指導医
日本外科学会 認定医・専門医・指導医
マンモグラフィ読影認定医A
がん治療認定医
乳房再建エキスパンダ―/インプラント責任医師
コメント
心配なことがございましたら、遠慮なくご相談ください。
Q&A
-
予約は必要ですか?
完全予約制になっておりますので、お電話にてご予約をお願い致します。
-
受診時の服装はどうしたらいいですか?
診察、検査で衣服の着脱が多くなりますので、できる限り上下分かれているお洋服でご受診ください。
また、更衣室、検査着ご用意しております。(新型コロナウイルス対策でブランケット等はございませんのでご了承ください。) -
検査結果はその日のうちにわかりますか?
超音波検査・マンモグラフィー検査・診察などは検査当日に説明しておりますが、採血、細胞診など検体採取して行った検査については結果が出るまでに約1週間程度お時間を頂いております。
-
授乳中受診は可能ですか?
授乳中は乳腺が発達していて検査から得られる情報量が少なくなり微細な病変の検出が難しい時期になります。卒乳後などの検査が望ましいですが、しこりなど心配な症状がある場合ご相談ください。
-
生理中受診は可能ですか?
生理中でも受診は可能です。個人差はありますが、乳房が張っている時期にマンモグラフィーなどの検査を行うと通常より痛みを強く感じることがあります。
-
男性でも受診可能ですか?
可能です。乳房のしこりや痛みがでることがあります。